第4日目
2回目の朝食です。
この日も6時過ぎに目が覚め、海を眺めたりしているうちに7時の朝食がきました。
やはり7時にしたのは正解。外はまだ涼しいし、日差しもそんなに強くありません。
ビーチには漁から戻った船が着たり、静かながらも朝らしい活気が見られます。
この日は普通に目玉焼きと鶏粥を頼んでみました。
昨朝の小鳥事件を省みまして、この日は
1.奴らの好きなクロワッサンは食べておく(でも可哀相だから後片付けの迷惑にならない程度のかけらは残してあげた)
2.奴らの好きなバターの皿は、三段皿の下に隠して突けないようにしておく
という対策を立ててみました。
さて、この日も小鳥の動きを見ようと、部屋に戻った途端窓に張り付いて”家政婦は見た”状態になってた私らですが。
やはり狙いは当たってたようです。肝心なのは特にバターだったようで。
ちょい意地悪してジャムの部分だけ出していたんですけど、その周りを悔しそうにチュンチュンする小鳥たち。
昨朝は餌が豊富にあったせいか、互いに順番を守りながら啄ばんでたというのに。この日はむちゃ荒れで、近づいてくる仲間を体当たりで蹴散らしたりしております。
そんな雰囲気悪いところに、またもやあのヒトが!
リーダー、君は本当に一日中浜を支配してるんだね・・・・・。
写真ではお分かりいただきにくいと思いますが、リーダーが近づいてきた途端、小鳥は”だるまさんがころんだ”状態になってます。
リーダーからしたら、別に朝食はどーでもよかったっぽいのですが。
ルームサービス視点では犬が来ちゃうと面倒、ということだったようで、リーダー登場後さっさと朝食は片付けられてしまいました。
なお小鳥たちですが、普段はうちのバンガローの軒先などで生息してます。
あと何泊かしてたら、私らはカオ・カオロックビーチのシートン先生と呼ばれるぐらい奴らの習性に精通できたかもしれません。残念です。
で、この日ですが以後の動きは前日と以下同文という感じで。
暇つぶし用にカックロの大判本持ってきてたんで、日差しが強くなったら部屋で二人してカックロテクの競い合い、そうじゃなければ海かプール。
パズル系は互いの思考回路の違いが顕著に出るので、結構面白いですよね。
(私らは今回何もしないことを目的にきてたのでナニですが。一応ちゃんと観光する場所などもありまして。1時間ほどでラオス国境につくので、そこの滝ツアーとか、国定公園ツアー、エレファントライディングなどホテルが主催するツアーも毎日開催されてました。)
そして昨日に続くグータラ力で、この日の昼もルームサービス。
カルボナーラって書いてあったので怖い物見たさな感じで頼んだら、ちゃんとまともなカルボナーラでした。
さりげに実力を見せつけます。>シェフ
そしてぐだぐだ水に浸かってるうちに、最後の夕方が来てしまった・・・・・。
ああ、今日もいい天気だった。
地元の人はこの6時ぐらいからの時間が夕涼みタイムなようで。
この日も数組、思い思いにビーチで過ごしてました。
しかしこの日は波が強くて、せんせー曰く「雨降りそうだよ」っていうから。
もう一丁、最後のグータラ力でルームサービス。テーブルセットを部屋に持ってきてもらってのでした。
頼んだのは初日に食べた春巻き、昼のカルボナーラに続きもう1つのパスタメニュー、バジルとトマトのソースをペンネで。いかにもタイ風な土鍋に入ったスープはパンプキンスープで、全くタイ料理にあらず。そしてタイ風エビチリというか酢豚というか。エビ酢豚といえば正しい感じですかね。
この日のライスはブラウン・ジャスミンライス。どっかに白米を炒めてると書いてあったように憶えてるんだけど、玄米っぽくてヘルシーで美味しいです。
実はこのエビ酢豚を巡りまして、ちょっとオーダーが大変だったのでした。
私、タイ料理も詳しくなきゃ、タイ語の発音もめちゃくちゃですから。前晩のイカのスープの時だって
「トム・プラムック?ってのをお願い」
って言ったら
「マダム、そうですね・・・トム・ヤム・クンっていうのはタイを代表するスープでして・・・」
「ううん、違うの!メニューにある海鮮のスープなの。それともこれって海老なの?」
とすれ違って。(メニューにトム・ヤム・クンはない)
前夜にこんなことがあったのに。うちのせんせーったら更に何て発音したら正しいか、英語メニューを見ても良く分からないエビ酢豚を頼みたいと譲らないんです。電話するのは私の係と決まってますので(私は決めたつもり無いが、せんせーの中ではそう決まってるらしい)、なんて読めばいいのか分かんなーい!レストランまで行って指差しオーダーしなよぉ!と抵抗したんですが、せんせーの方が強固でした。
そしてドキドキしながらオーダーしたんですが。
やはりというか予想通り向こうはナニを頼みたいのか分からなかったらしい。
私も一度食べてればどんな物だかもう少し語れるんですけど、分かんないから基本、何度も言い直すしか出来なくて。
そんな状況でも向こうは根気よく、メニューを見ながら私が頼もうと苦闘してる品目を知ろうと頑張ってくれまして。
大げさでなく、ホント5分ぐらいかかってやっとオーダーが通ったのです。これならレストランまで行って指差してた方が3分ぐらいは早かった・・・。
んで、このメニューの正しい発音をちゃんと教わったんですけどね。(持ってきたのも電話受けた人だった)
あんなに人を苦労させて、その場で何度も復唱したのに結局憶えてない・・・・すいません。
そんなダメな私を笑って許してくれてありがとう。>お兄さん
こんなに大変な思いをして持ってきてもらったエビ酢豚(念のため言っておきますが、これは私の勝手な命名ですからあしからず)はとてもおいしゅうございました。
あとこの日のメニューでサプライズだったのは。
器が若干おかしいとはいえ、カルボナーラ並みにちゃんと正統派なパンプキンスープだったのに。
なぜペンネ・アラビアータの方は見かけだけ合ってて味が違う物になっているのか!いや、不味くはない。口にも合う。でもこれはイタリア料理ではなくタイ料理だろ・・・という感じの甘辛時々酸味みたいな味付けになってました。
うーん、かなり腕のいい料理人と思うのですが。トマトとスィートバジルの組み合わせを前にすると、何かルーツに関わる血が騒いでしまうのでしょうか。
まあ、私らは美味しくいただきましたけど。
この夜で仕入れたワインも全部終わり。
明日はもう帰らないといけないなんて・・・寂しいわぁ。