第5日目

さて最後の朝です。

この日の予定は、11時半にチェックアウト。一路バンコクに向かい半日過ごした後、8時に来る迎えの車でスワンナプール空港へ。
バンコク市内に休憩用のホテルを取っておいたので、用事を済ませたらシャワー浴びるぐらいは出来るはずです。

朝食はエビ粥と目玉焼きで。
エビのせいか、前日の鶏粥より味がはっきりしてたと思います。鶏の方は味付け薄めでナンプラーが欲しかったかな。

 

最後の朝食ということは、私らと小鳥たちのと勝負も最終章ということだ!

この日は9時スタートだったのですが。
ちょっと部屋から出遅れたら、私らより先に食事に群がろうとしてまして。慌ててせんせーを小鳥ガード係(かかし代わりともいう)として座って貰ったのでした。

そしてのんびり飯を食べてた9時半ごろ。昨日チェックインした隣のバンガローがこの時間に朝食を頼んでたらしく、隣の庭のテーブルに料理がサーブされました。係がゲストを呼びに行ったんだけど、この人たち、バスローブ姿で外に出る準備出来てないみたいで。しばらく料理が放置されてたので
 「くるぞ!奴らがくる!」
とイヒイヒ、二人で観察してたのに。

何故・・・何故あっちには行かないのだ!?>小鳥集団
あの客は結局バスローブ姿のまま外に出てくるような、隙ありまくりな人間たちだというのに。

なんかとても納得いかないまま部屋に戻りました。
私らの残飯にも群がらなかったところをみると、近くに人(=バスローブ)がいたからなのか、もう活動時間でなかったのか・・・まさかこの3日間私らをからかってただけというヲチだけは勘弁願いたいのです。

因みに私らのもう一つの観察対象は



引き潮の潮溜まりに浸かってます。
浸かっては砂浜で砂だらけになり、それを落としにまた海に入りを繰り返してました。
多分、夕食の席にきた最初の子。リーダーへの道はまだまだ遠そうです。


今回滞在した間、雨季だというのがウソのように天候に恵まれました。(夕方ぐらいにスコールくるのは覚悟してたんですが、なかったなぁ)
この日もビーチは快晴。私らの帰りたくない心は募る一方ですが、そうも言ってられません。
ホテルが用意した車に乗って、いざバンコクへ。

行きが2時間半でしたから、2時ぐらいには着けるつもりで出発したのに。
高速を下りてバンコク市内に入った途端、道が大渋滞!いやー、本当にね、もしかして象の大群が横切ってるのかと疑いたくなるぐらい、ピクリとも動きません。結局高速2時間、市内1時間ぐらいの勢いでした。バンコクの渋滞恐るべし。

到着したのは昨年出来たばかりのブテックホテル、BKK Home 24
スクンビット地区にあるエンポリアム の裏玄関からすぐの距離にあって、旅行代理店を通せば1泊1600バーツからというお手頃な感じになります。本来は長期滞在者向けのようで、フロントも廊下も狭いですが室内はこんな感じ で小奇麗です。
チェックイン時間の情報が3時と4時で錯綜してたのですが、フロントカウンターには4時となってました・・・が、3時前なのにあっさり部屋に通してくれたのであってないようなものか?

とにかくお腹が空いてたまらなかったので、まずは食事。
エンポリアム1stFloorにあったレストランへ。Kalpapruek on Firstというチェーン店。
私はレモンジュースとアヒル肉の麺、せんせーはビールと同じ肉のカレー。ついでにエビの頭の唐揚げを頼んだらこれが凄い量。美味いんですけどね・・・こんなに頭が残ってるってどんだけエビを消費してるんだ!>タイ料理

  

食事が終わったら次はお土産買いタイム。
エンポリアムの中にあるはずのタイ土産コーナーを探してうろつくのですが、広すぎてそれらしい店が見つからない!
挙句の果てに一番上にある映画館の、その奥のミュージアムショップにまで迷い込み、仕方ないからそこで少し土産になりそうなものを購入。

因みにそこはTCDC というタイの芸術センターだったようで、ちょうど”“Spirits: Creativities from beyond”というお化けをテーマにした展示 をしていたようです。以前日本でやってた「お化け屋敷を科学する」に近いノリなんでしょうか。学校帰りの小学生たちが次々入ってました。
入り口の看板からして



諸星大二郎ちっく。時間さえあれば見たかったんだけどなぁ。

時間が無さ過ぎてわけわからなくなりつつ、次はこれまたエンポリアム近くにあるアジアンハーブアソシエイションに。
まさかこんなにせわしなくなると思ってなかったので、5時から1時間のマッサージ予約をいれてたのです。

こちらは日本人女性経営だと聞いてたんですけど。行ってみたら何故か中国語をしゃべる観光客で溢れてました。
服を着替えたりするのが面倒だったので、私は頭と肩のマッサージ。せんせーには色々とお世話になったお礼に二人がかりで頭&肩と足を揉んでくれるマッサージをお願いしたんですけが・・・せんせーのは強すぎて後で揉み返しがきてしまったようです。私ばかり気持ちよかったようで。すいませんねー。

んで、マッサージが終わった頃にはもういい感じに日が暮れかけておりました。



この日はスクンビットソイ24を右往左往してた私ら。ここはマッサージ店や日本食レストランが多いところのようです。
それにしてもPinkというマッサージ店は・・・ひときわ妖しい光を放ってます。

当初の心積もりでは最後にもう一発タイ料理と思ってたものの。
あまりゆっくり食事できる時間が残ってなかったことと、二人で海外に行った時に日本食を食べたことがなかったことに気付きまして。
話のネタだぁ!と道沿いのラーメン屋に思い切って入ってみました。果たしてどんななんちゃってラーメンが出てくるのか・・・ドキドキ。









  ゆたか亭メニュー。
  全くフツーな感じですが、一点だけ突っ込むとしたら。
  見た目天むすな「天むすもどき」。
  日本語メニューには”もどき”とついてますが、英語メニューには
  そういうエクスキューズはなく。”もどき”と付ける背景は知りたい・・・。









最後なのでこの旅で何度もお世話になったシンハビール。



そして注文したラーメンとチャーハン。

 

・・・・・・なんだ、全然まともじゃないか。

この店で得た収穫は、店員の女性たちがラーメン屋らしくというのを指導されてるらしく
「サワディっカー!!!」(らっしゃい!!!な雰囲気を醸しだす狙いか)
と、タイ語の優しい響きには全く似合わない感じの元気の良さを示してたこと。そうそう、注文通すときも
「1ラーメン、カー
カー!!!
という風に全員で応じなければならないらしい。初めてだったので新鮮でした。

こうやってちゃっちゃと夕飯は済ませたというのに。ホテルに戻った時は迎えが来るまであと40分しか残ってません。
汗もかいたし、飛行機で一晩過ごす事を考えたら絶対シャワーは浴びておきたい!と、慌てて交代でバスルームに。しかしここに落とし穴現る。
バスタブの取り付け方の問題で、シャワーの水がバスタブのヘリから床に流れていってしまうのです。フロアにも排水溝があるから平気といえば平気ですが、床が滑るのが難儀。せんせー!助けてぇ・・・って、時間が無いのに床拭いたりスーツケースの中身探したりとアレコレ働かせたから、せんせーが珍しく殺気立ってました。ごめん。


互いに険悪になりつつどうにか間に合って、迎えの車で空港に。
ここでもプライオリティーサービスで、スムーズに搭乗口までご案内いただき・・・でしたが、ここでもひとつ落とし穴が。
搭乗時間まで1時間以上あるというのに、車椅子持ってかれてしまいまして。ターミナルの売店で暇つぶしするつもりが、予定が狂ってしまいました。
よく分からないけど、優先搭乗の時間前にまた車椅子持って戻ってくるという。そんな面倒な事しないといけないくらい車椅子足りないのでしょうか?>スワンナプール空港
(なんか付いた人が良く分かってなかっただけだと思うけど・・・機体の入り口までお願いしてるのに「スロープ歩ける?」と聞かれたり、搭乗直前になって券にWCHRと書き込むとか、それって多分アナタ以外には申し送り済みなことなのだけど?とちょい頭かしげてしまった)
その代わりといってはなんですが、担当してくれたCAさんが親切すぎるほど親切丁寧な人で却って恐縮でした。
こんなにしてもらるなら、今後はCクラス以上のチケットでないと申し訳ないわなぁ・・・と言ったら、「うちにそんな金はありません!」とせんせーに怒られた。
んな、フツーの緑茶だと思って買ったペットボトルに甘味が付いてた事実を、私に八つ当たりされてもー。緑茶やウーロン茶が甘いのは、東南アジアでは有名な話だってば。

こうやって翌朝、JAL718便で無事成田に戻ってきたのでありました。

今回はバンコクが全く足りませんでした。まあ、これで当初考えてた、バンヤンツリーでスパとかやってたらもう絶対飛行機乗り遅れてたと。
また近いうちに再訪したいものです。
後はホアヒンですね。天候にも恵まれ、想像以上にいい休日を過ごすことが出来きました。
バンコクからの距離を考えると、在タイの人向けの観光地かもしれませんが。思いの他洗練されたリゾート地でした。
こちらも是非また訪れたい。いや多分また訪れる事になると思います。楽しかった。以上。



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