沖縄旅行も今日が最終日。この日は天気も回復し、スキッと気持ちの良い朝〜。
写真は撮り損ねましたが、日の出の時、”月は東に日は西に”ならぬ、月が西に消えつつあるところも眺められ。
朝食はなんと、カレーでした。本格スパイシーカレーで朝から汗だく。
本当にどこに居てもいい景色でずーっといたいところですが、今日は東京に帰らないとならず。
10時過ぎにホテルを出発。
さて。ここまで初心者としては結構頑張って見て歩いた今回の旅ですが。
実は三日目ぐらいから、「なにか物足りない・・・」という気分を抱きながら過ごしておりました。
その物足りなさは・・・そうだ!ハブ対マングースを見てないからだ!!!と看板を見て気付いた昨日。
・・・おい!水着持ってるのに海に入ってないことの方を気付けよ!>自分
これを口に出してみたら赤ラッコもノリノリになっちゃったので、本部のあらゆるところに看板が出てた
伊豆味パイン園 http://www.ocvb.or.jp/card/ja/0010675100.html
へ行ってみることに。
(なお同様のショーは琉球村
http://www.ryukyumura.co.jp/02_habu/p02.html でも見れるそうです)
パイン園は、今回の旅で訪れた中で一番寂れた感のあるところだったかも。
一応目玉ショーらしくちゃんと看板は出ている。↓
午前は10時半、11時半がショータイム。10時50分という半端な時間に到着してしまったので、中で待つ
ことにしました。
会場への入り口はこんな感じ。
中へはショー直前まで入れません。
売店のおばさんの説明は前の回の客さんが居るかのような雰囲気も醸し出してたんですが。
断言しよう。10時半の客は0。
だってハブ使いのおじさん、入り口の奥でずーっと電卓叩いてましたぜ。
そして時間になり中に案内される私ら。
11時半の客、私ら2名のみ。ぷっ、おいしい展開だ・・・。
「今日はね、ヘビ3匹出てきますから。記念撮影もできますんでね。マングーズも最後に見せます。
他にお客さんいないから、真ん中に座って・・・どーぞ。」
とフレンドリーに話しかけてくるハブ使いのおじさん。ところが「じゃあ、始めますかね・・・」とマイクを
オンした途端に豹変。
「みなさん、こんにちはーーーーっ!」
・・・・・皆さんって、うちら二人しか・・・・・。仕方ないから「こんにちはぁぁぁ!」と大きく返す私ら。
どうもショーが始まると台本通りにしか進行できないっぽいんです、おじさん。
この後も元気よく「ハブ!」と発声するのを強要されたり、ハブが人を認識する方法について答え
させられたり、なんだか予想以上においしすぎる展開。ドキドキ。
立て板に水のごとくしゃべりまくるおじさん。
はーい、可愛いヘビですよぉ。お客さん。
と、ここで突然、客の首にヘビをかけてピースサインで記念撮影することを強要。
おいおい!私は闘いを見に来たんだよ。心の準備のないままヘビを首にかけられても・・・。
2番目にかけられた赤ラッコは心の準備ができてたのか、余裕のピースサイン。ずるい。
お次はお待ちかねのハブ登場。
ひゃー、怖いですねー。さすがにこれを素人の首にかけるということはできるはずなく。
おじさんがちゃんと頭を押さえているところで、しっぽだけ触らせて貰えます。
このように、売店で売ってるハブ商品の宣伝も織り込みながら、おじさんのハブショーは一瞬たりとも
止まることなく続いていきます。
肝心のハブ対マングースの闘いは、動物愛護法の施行により生で見せることは出来なくなってます。
なのでこれは記録映像をスクリーンで。タイトルは「沖縄の牙」。良い!(アマゾンで買えないかなぁ)
そして映像を見終わった後、登場するマングースのまちこ↓。ジャジャーン!
・・・ちっちぇえ!フェレットより小さい。
このまちこさん、動物愛護法施行前までは毎日6戦、トータル5百戦以上を勝ち抜いたツワモノでいらっしゃる
そうです。・・・いや、負けてたらいねぇよ。死んでるから!当たり前ですけどね。
マングースは実はインドからの外来種なんだそうです。みんな知ってた?
そしてショーの最後は幻の白ヘビの披露・・・と思ったら、おじさん、またヘビを持ってステージから降りてきたよ。
イヤーな予感がするんですけどぉ。ヘビの尻尾を持てっ言うから持ったらいきなり!
うぎゃああああぁぁぁぁぁぁ。
人の顔にヘビの口、ぐりぐり押し付けるのはやめてえぇぇぇぇぇぇ・・・・・・!!!
皆さん、私をヘタレとお思いでしょう。でもこのヘビ、私の睫毛を舌でチョロチョロするんですよッ!(半泣き)
この白いヘビが出てきたら良い夢だって?悪夢だよッ、あ・く・む!
以上のように約30分間、ハブやヘビの魅力を十二分に堪能させていただきました。
時間もいい具合ですし、本部の有名店、山原そば http://okinawasoba.ti-da.net/e641566.html
へ
行きますか!と、出発したところで事件が起こる。
二日目にも書きましたが、今回の車に付いてたカーナビがホントにバカで。
パイン園と山原そばは同じ通り沿い、すぐ近くのところにあるんですけど、パイン園を右に行けばすぐの
ところを左に誘導し、2,3キロぐるっと回したところが前週の台風で通行止め。
仕方ないので適当に曲がったら更に遠回りなルートを指示し、どこを走ってるのかも分からん事態に。
結局ナビとしては通行止めになってるところをどーしても通過させたかったらしく、ずーっと迷走させられ
た挙句に通行止めの前に戻された時点で、私らのどっかの血管がブチ切れ。
スゴロクしてんじゃねーんだよ!人生ゲームかッ???
これで時間をロスしたせいか、辿り着いたころはすでにお店の前は大行列。
通常ならそれでも並んで入るゆとりもあったんでしょうが、今までほとんどの場所で二人以外お客さんが
いないような激空き具合に慣れすぎちゃってたせいもあり、すっかり意欲を失ってしまい。
朝のカレーでお腹もそう空いてなかったので、お土産をみるべく名護のJAマーケットへ。
これが大当たりさぁ、お客さん!
”はい菜!やんばる市場” http://www.ja-okinawa-fm.net/store/yanbaru.html。
実にキャッチーなネーミング。
あらゆる地元の野菜が生産者の名前付きで売ってます。
お土産に欲しかったシークヮーサーも少量サイズからお徳用までたくさん揃ってます。
本部の通り沿いでも色々売ってましたけど、物の確かさではこちらに軍配が上がるかも。
観光客はほとんど来ないっぽい市場なんですが、県内の人らしいお客さんが「安いさー」と目を輝かせて
買い物してました。本当にお安いのでしょう。ウコン粒も国際通りの店より安い値段で売ってましたよ。
今度は本当にお昼。
山原そばの代案として下調べしてた
”宮里そば”
http://www.churashima.net/gourmet/soba_museum/okinawa/miyazato.html
に。
JAからは至近距離です。
海の家のような雰囲気の年季の感じる外観&内部。
ちょっと遅い時間でにも関わらず地元客も多く、ロコな食堂っぽい感じが気に入りました。
すばはすぐで出てきました。左・三枚肉そば、右・ソーキそば。
さて、早速いただきますか!
・・・。
・・・・・・・・・・。
これは・・・イメージしていた”すば”そのままと言えばそうなんだけど・・・・・。
今回の旅で回った3軒。山東そば、てんtoてん、夢の舎はいずれも手打ちの麺で、歯ごたえももっちり
としっかりあるタイプのものばかりだったのですが。
この宮里そばは平麺でプツ、プツと切れるような歯ごたえで、なんか茹で立て感がないわけです。
いや、手打ちかどうかじゃないのよ!・・・この件については、ちゃんと事前勉強こそしてたんですけど。
まさか、グルメでない私らでも分かってしまう差があったトハ!
→さとなおの”すばの細道” http://www.satonao.com/special/okinawa/suba1.html (4章辺りに全ては明かされ)
ああ!欲望の赴くまま食い散らかしてたら、私たち知らない間に口がおごってしまってたのねッ!
このスープ、ソーキ、最高な分、たった5日で麺に満足いかない体になってしまった自分らが許せなく・・・よよよ。
教訓:それぞれのお店の特徴をちゃんと掴み、行く順番を考えよう。
レンタカーを返す時間まではまだありましたから、もう一丁観光。
同じ名護市内にあるオリオンビール工場へ。今回の旅では毎日のようにお世話になったビールです。
http://www.orionbeer.co.jp/factory/index.html
特に予約はしてませんでしたが、問題なく見学ツアーに参加することが出来ました。
他のお客さんに迷惑かなぁ、と思って私は最後の試飲コーナーでツアー終了を待ってたんですが、赤ラッコ曰く
順路もすべてバリアフリーだったとかで。行っておけば良かったです。
私が試飲コーナーで待っている間。その前の時間のお客さんたちがかなり良い感じでビール呑みまくってました。
・・・お替り自由だったりするのか?>試飲ビール
後で聞いたらこのお客さんたち、ツアーすら参加せず最初っからここで呑んでいたそうです。ツワモノだな。
私は車の運転がったのでソフトドリンク(涙)。↓
でもオリオンのウーロン茶は意外にも美味かった!S社は見習うように!
茶願寿は・・・びみょー。うっちん茶とルイボスのブレンドは中々難しそうです。聞くからに体には良さそう
なんですけどねー・・・。https://www.orionbeer.co.jp/brand/soft/index.html
いよいよ沖縄にお別れを告げる時が近づいて参りました。
レンタカーの返却場所であるおもろまちDFSを目指し、一路那覇に。
ところが。ここでまたバカナビが騒動を起こしました。DFSを設定したら、空港のDFSに連れて行きやがった!
レンタカーのカーナビのクセに自分のところの営業所にもまともにナビできないとは・・・(ため息)。
うちをそんなにアンチにしたいのか?パナソニックさんよぉ・・・。
ナビのせいで、夕刻で渋滞している市内を往復しましたので、余裕で返却するどころか時間ぎりぎりでした。
DFSまで着いた所で飛行機に時間まで2時間程度ありましたから、私は迷わずコスメコーナーに。
いやー、だって二日目に見たら思ったより品数もあるしお値段も安いんだもーん。
その間、赤ラッコはDFS内のシャンパンバーで沖縄最後の酒を楽しんでいただくと。いやー、男子のブーイング
を封じる方策を用意してるとは。さすが物欲の殿堂。>DFS
モエシャンとクリコがありました↑。お値段は表参道並み。(これは免税じゃないようだ)
私はといえば、普段は「元が悪いもんに投資しても無駄!」と安い化粧品ばかり使ってるせいか、有名
ブランドの品々を前に、自分が何が欲しいのかも分かんなくなってる状態。
どーにか選んでお会計をした時点で・・・大問題が発覚。ここのDFSでのお買い物は、帰りの便の出発時間
2時間前までに済ませておかないといけなかったみたいで。
(商品は空港渡しになるから、考えてみれば当然であります)
時間は既に20分ほどデッドラインを切っており。事態をイマイチ理解し切れてない私を横目に、店員さんが
走り回ってどーにか間に合うようにアレンジしてくれました。本当にご迷惑おかけしました。
シャンパンと洒落込んでる赤ラッコの元に戻ったら、もうすでに2杯目。中々帰ってこない私を待ちながら
心から「付き合わなくて良かった・・・」と思ってたようです。
車を運転した褒美にシャンパンを奢ってもらう約束をしてましたので、私もここでロゼシャンパンをいただき。
・・・しかーし。呑みながら考えてたのは、赤ラッコをぱしりに使い、買い損ねた化粧品を空港のDFSで買う
計画だったことを彼まだ知らない・・・。
教訓:DFSの買い物はゆとりを持って先に済ませておきましょう。
更なる教訓:DFSはなかったこととして一切近づかないという手もあります。
全般的にすごーく安く付いた今回の旅が、ここにきて帳尻合わせになっちゃってますよ。トホ。
そんな感じで。初沖縄旅行はおもろいエピソード満載で終わったのでありました。
前々から何故、沖縄にはリピーターが多いのか不思議だったんですけど、今回行ってみて分かりました。
確かに、良いところだわー。自然も人もとても魅力的。流れる時間もゆったりしていて、都会で忙しい日々を
送る人ほどこの魅力にハマっちゃうんでしょうね。
そこまで毎日真剣勝負で生きているわけじゃ全然ない私らですが、沖縄の良さは今回よーく分かりました。
とにかく楽しかったです。またいつか遊びに行けるといいなぁ。
#こぼれ話:
張り切りすぎてすっかり疲れが出てしまった私。羽田の荷物受け取りの係員のまん前で足が
もつれてコケてしまいました。でもさすがここは東京。人はたくさんいてもコケて立ち上がれない
私を手助けしようとする人は誰もいず・・・都会のお尻は苦かった・・・というフレーズが思わず
口に出てしまったとさ。いやー、東京は世知辛いねぇと二人でかみ締めてしまいました。
沖縄の、「ゆっくりでいいさぁ」が早くも懐かしい。