伊豆半島ラッコ巡礼第2弾。こちらは開園30周年目の三津シーパラダイス。http://www.seapara.jp/
シーパラダイスという名称から分かるとおり、八景島シーパラダイスと同系列、西武グループ(現在はプリンス
ホテルグループに統合か?)の経営する水族館であります。因みに三津はミトと読むのが正しい。
ここは日本で最初にラッコを飼育したところであり、また国内初のラッコ繁殖に成功したところでもあります。
(出産は鳥羽の方が先なのですが、鳥羽のはすでに妊娠してた個体の出産なので繁殖は三津が初)
まさにラッコの聖地。
だけどキャラクターはイルカらしい。いやーん。
前日の下田とは異なり、こちらは随分大型施設でショーアップされています。
例えばイルカのショーなど、同じく入り江を使いながらも(そしてスペースはこちらの方が狭かったりするのですが)
明らかに完成度が↑。息の合った大技の連発。
[動画] バンドウイルカたちの華麗なる演技(ややフレームアウトぎみ)
そして働き者のイルカたちの横で、一人口をだらーっと開けて餌を貰い続けるオキゴンドウ。
ただの大飯喰らいと見損なっちゃ困りますよ。これからお姉さんとちゃんと大技を披露しますから!
[動画] ゴンちゃんのジャンプ
イルカショーが終わると、次は隣の囲いでシャチの給餌タイム。
餌をあげながらシャチの体について飼育員から説明があります。写真はお腹を出しておへそを見せるシャチの
アスカ♀。オバチャンとしてはおへその下にある穴の説明も聞きたかったわけだがッ。イヒヒッ。
(昨日の秘宝館モードに脳が犯されてます、ハイ)
[動画] アスカのジャンプ
シャチの給餌が終わると、お客さんたちは次のショー、カマイルカたちの待つスタジアムへ移動。
そして誰もいなくなった入り江では、柵越しにアスカとゴンちゃんが並んで泳ぐ姿が。
往復しながらずーっとなにか話し合っている様子。
アテレコすると「ねぇねぇ、最近ジャンプの調子どうよ。」「今日の餌の魚、マジ美味くない?」ってか?
Wikipediaによれば、オキゴンドウもシャチも国内では4施設で飼われているとのことで。そのなかで2種とも
いるのはここ三津だけみたいです。そういう視点で見ればこの写真の価値もちょっとは上がるか?
(余談ですがオキゴンドウの最長飼育記録は前日の下田が持ってます。36年だそうです。)
三津シーパラダイスのもうひとつの目玉は、キタオットセイ。
野生での南限は銚子沖といわれているキタオットセイですが、ここでは自然の入り江を利用して飼育しています。
この入り江は水産省の委託飼育場に指定されてまして、オットセイやゴマフアザラシの研究も行われてるのです。
この入り江の手前にはちゃんと研究棟もありました。
とまぁ、能書きはおいといて。
オットセイといえば、雄の縄張り争いの激しさも半端でないものがあると思うのですが。
(オットセイといえば「やる気まんまん」と連想したヤツ!脳みそ腐ってますよぉ。)
この日も狭い岩場の制覇を巡り、小競り合いが(?)。
そんな争いには一瞥もくれず、ゴマフアザラシは入り江内をひたすらぐるぐる泳ぎ続けていたのでした。
そしてここにもノンポリ派の方々が。
あなた方、本当にどこでもいらっしゃるのね。